事業計画・サービス計画

運営理念・運営方針

運営理念

児童は、人として尊ばれる。
児童は、社会の一員として重んぜられる。
児童は、よい環境の中で育てられる。
(児童憲章より)


たとえ 障がいがあっても
人間として 二度とない人生を
おもうぞんぶん 生きぬいてみたい

自分のことは 自分で決めたい
自分のことは 自分でやりたい
やれないことは 誰かに助けて欲しい
そんな当たり前の気持ちを 周りの人たちで支えたい


子どもは 世の宝であり 世の光であるのだから

基本方針

① 子どもをよく見ること
生命には、自らを完成していくという特性が備わっている。それは、障がいのある子どもたちにおいても、同様であり、その自分自身で成長・発達していく力を存分に発揮できるよう、時には寄り添い、時には一定の距離を保ちながら支援していく。そのためには、その子どもの今をよく見て、何を必要とし、何に向かって力を出そうとし、何を感じているのか等、一つひとつをときほぐし、客観的に知っておく必要がある。先入観や価値観に支配されず、子どものあるがままを写す透明な眼には、その子の未来や、可能性が見えるている。

② 集中することを見守る
子どもが、興味を持ったものに積極的に働きかけて模索し、集中し、自らの欲求に駆り立てられて、その活動を繰り返す時、それは、心身の本来的能力を開花させようとするまさにその瞬間であり、生命の輝きそのものである。決して、周りの都合や勝手な価値判断で中断させてはならない。

③ こだわりを吟味する
障がいのある子どもにとって、「こだわり」という特徴的な行動を示すことがある。それは、している子どもにとっても、決して楽しいものでもなく、それを繰り返し続ける事は、場合によって、過度の興奮をまねき、周りを混乱させてしまう。その意味において、それは、個人にとっても、社会的にも認められないことになる。しかし、一見「こだわり」の様相を示す行動の中にも、子どもにとって快を得られ、それを発展的に続けることで、社会的存在として他者からも認められるものとなり得るものがある。であれば、それについて見通しを持った支援が必要となる。
こだわりを吟味し、個人的な内に閉ざされた行動を、社会的な外に向かって開かれた行動へと質的転化を図っていく。

④ スキンシップを大切にする
子どもには、その生命力として、他者と関わり合いたい、自分をもっと見て欲しい、という関係欲求が備わっている。それは、父親や母親から離れて過ごさなければならなかったり、対人関係において、障がいがあると言われる子どもの場合には、より強調されるべきである。その関係欲求を満たすことは、そこに関わる他者の、その子が自分のやりたことができるようもっと関わりたい、もっと愛情を注ぎたいという生得的欲求と呼応する。そして、人と人との関係において、互いに快さを感じていく。
言葉だけでは、互いに伝えきれないそのような感情を導き出すその根底には、そっと傍らに寄り添いスキンシップをすること このことが基本となる。

⑤ 環境を整備すること
  大人の指示や導きではなく、環境に対する自らの自由な選択によって、子どもの集中は引き出される。成長・発達段階に適した環境の中でのみ、子どもは、自らの内なる声に従って行動し、選択し、外界に働きかけることで、精神的にも肉体的にも、成長発達していく。成長・発達段階に適した環境とは、子ども特有のリズムとテンポを守っていること、見守られているという安心感を与える雰囲気、選択して活動できる場所や道具があること、そしてそれらが、美しいこと、多すぎないこと、その配置に秩序があるということ。

⑥ 子どもの自由=規律を守ること
子どもが成長のために努力しているとき、自由は尊重される。それは、誰にでも与えられ、尊重されるべきものであり、どんな場合も、他の自由を損なうものであってはならない。本来的自由が保障されていれば、他人を尊ぶ態度も、自然に身についていく。自由と規律は表裏一体の関係であり、規律が守られていないということは、自由にも何らか阻害要因が存在しているということ。

⑦ 日常生活を基本とすること
掃除、洗濯、食事の準備、入浴、着替え、歯磨き、部屋の整理整頓など日常生活の様々な行為は、年齢を問わず誰にでも、必須のものであり、毎日を形作る基本となるものである。日常生活のあらゆる動作を分析して、秩序立てて、明瞭に、子どもの成長段階に合わせて示すことで、その一つひとつを完成させていく。その積み重ねは、自分の行動を決定し、人格そのものを形成していく大切な営みとなっていく。意志のある繰り返しは、質を飛躍的に向上させる。そして、集団生活においても、他の日常生活行為者との関わりは、それぞれに影響し合い、社会的存在としての個の成長を促していく。

⑧ すべての人にとって今日一日が充実し、満足できること
子どもやその保護者だけでなく、そこで働く職員にとっても、今日一日が充実し、満足できるものとすること。その各々の充実感と喜びは、相乗効果を生み、それぞれの人生をより豊かにしていく